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まず、ぎゅーーーーーーーっと抱きしめてあげたい♡頑張ってるね。辛い時もあるよね。体は大丈夫?ストレスは発散できてる?って…
実は、私も不妊治療の経験者なのです(下の方にわたしの事を書かせて頂きます)赤ちゃんを授かる為のあれこれ、きっともう既にやってますよね?私も、沢山勉強したし、体に良い事を実践しました。
だけど、最終的に辿り着くのは「心も体も癒されている」「夫婦が仲良し」これこそが一番大切な気がしています。
だから、ボニーでは沢山癒されていって欲しい。そして、妊娠をする為に必要な事は自分なりに学びましたので、私に出来ることは「治療」ではないけれど、お手伝いさせて頂けるのであれば嬉しいです。
お手伝い出来る事
冷えの強い方であればまず徹底的に、温かい状態を体に覚えてもらいます。
但し、むやみやたらに温めれば良いとは思っていません。周期の中で温めすぎるのがあまり好ましくない時期もありますので。
骨盤周りの血液循環、全身の巡りが良くなるようサポートさせて頂きます。
こうして欲しいというご希望があれば遠慮なさらずにお申し付けくださいね。
絶対こんな方法が良いよ!とは言いたくないのです。
お医者さんの手にかかっても絶対は無いですし、否定も肯定もなくフラットでいたい。
施術時間の目安
■全身しっかりで120分
■下半身集中+上半身少しで90分(鎖骨下静脈まで流します)
■深部加温+滞りの強い箇所で60分
例えば極端な話、温める事だけが目的であれば、深部加温を15分で完了します。しかし、大切なのは「血流」を良くする事。遺残卵胞には私も悩みました。本州の不妊治療専門の鍼灸師さんに相談したところ、やはり対処法は「血流改善」との事でした。(インディバ については勿論ご存知で、ケアの仕方まで親切にアドバイス下さいまして、有難うございました)
体外受精・顕微授精までステップアップされている方は、移植後は温めすぎる事への注意があったと思います。このタイミングでは、深部加温は行わず非熱を中心に血流を促すか、もしくは非熱を中心に、体の疲れを癒す事を目的に施術されてみてはいかがでしょうか。
わたしのお話(長いです)
インディバの施術を受けながら妊娠されたお客様も数名いらっしゃいましたし、「授かる」という根拠のない自信がありました。
人生は自分次第と思っていたけれど、自分ではどうにも出来ない事もあるのですね…
体をしっかり整えながら病院に通いましたが、高齢での治療は思っていたよりも辛く厳しいものでした。最後の挑戦(最初で最後の顕微授精)が2020年5月、残念な結果となりました。
私と主人は再婚同士で40代で結婚致しました。結婚前も子供を望むのかという話をしたのですが、その時は自分自身ピンと来ておらず、「自然の流れで授かるのであれば」ぐらいに考えていました。しかし、いざ夫婦となってみて「やっぱり子供が欲しい」という気持ちがむくむくと湧き上がってきました。私の母は妊娠中、癌に侵されており(それに気づけないまま)私を出産しました。そして私が産まれて約半年で天国に逝ってしまいました。
そのような事もあってか、「母から貰った命を繋いでいきたい」という、しまい込んでいた想いと「自分も母になりたい」という想い。「主人との子供が欲しい」。
頭で考えるものでは無く、それは本能だったと思います。
主人は、シングルファザーとして子育てをして息子は既に成人を迎えていますので、ようやく自分の時間と考えていたかもしれません。
でも、かけてくれた言葉は「男の俺でも息子の事を愛おしいと思うのだから、きっちゃんの事をお母さんにしてあげたい」と。
本当に優しい夫なんですよ。
それでも、不妊治療中は喧嘩が絶えませんでした。
想像はつくと思いますが、妊娠に向けて「あれをやって、これはダメ、どうして○○してくれないの?」情報収集をすればするほど、ダメなもの・やらなきゃいけないものが増えていきます。 薬の副作用で今までには考えられないほどの胸の痛み、心と体の不安定な状態。生理が来た時の落ち込み具合はまるで自分では無いようでした。
それを見ている主人はとても辛かったと思います。
私たち夫婦は最初から治療の期限を決めていました。2019年の年末までには高度生殖医療を行い、それを最後にしようと。
ところがその治療も一筋縄にはいきません。色々な条件がそろわないと採卵や移植が出来ない事。そしてその条件を整える事もとても大変だった。
結果がわかった日、夫が遠くまでドライブに連れて行ってくれました。私の涙を洗い流すように雨が沢山降ってきました。太陽もいなくなってきた頃、ふっと強く湧き出た気持ち。
それは「インディバ のスペシャリストになろう!!子供が欲しい人の助けになりたい」
周囲は真っ暗でしたが、光がさしたような、不思議な感覚でした。
こんな悲しみの中でも私はインディバ の事が湧き出てくるなんてと、何だか笑えてきました。
帰宅してから、主人に「一緒に治療を頑張ってくれてありがとう」と伝えると、
「頑張ったのはきっちゃんだよ」と言われて、またポロポロと涙が出てきました。
薬の影響からか、治療を終了しても暫く本調子では無かったのですが、体が回復したら心も回復し、また楽しい毎日を過ごしています。
不妊治療に関して、私はオープンな方でしたので、色々な人に願掛けをお願いしたり、お客様方にも沢山協力して頂きました。
応援頂いて本当にありがとうございました。
私はこの経験を宝だと思っています。そしてこの経験を必要としてくれる人もいるのではないかと思っています。
不妊治療専門の病院はいつも患者さんでいっぱいでした(高齢の患者さんとは限らず)
どうかひとりで頑張りすぎないで下さいね。
「夫婦」でおこなっている治療だけれど、「ひとり」と感じてしまう瞬間もあるかもしれません。
大切なことを思い出すためにも、一息つきに是非お越しください♡
長文、お読みいただきありがとうございました。
絹枝