長文です★
2年前の今日は、
受精卵の移植をした日でした。
この時
私の人生で初めての挫折だったかもしれません。
・・・
昭和50年2月最後の日
私はこの世に誕生しました。
赤ちゃんの時に母が病で亡くなった事から始まり…
これまで色んな事がありました。
転んでも立ち上がり、
悔しい事をグッと飲み込み、
何で産まれてきたんだ?
って考えてしまう事もあった。
でも、
ネガティブと思う事以上の深い愛情を頂く事が多く、
楽しみや幸せを見つけるのが好きだった。
振り返っても
私って運が良い^^って言い切れるし
充実した人生だなって思ってる。
これホントです💛
でも、
私の力では…
私の努力では…
どうにもならないんだな。
試練は、自分次第で乗り越えられるものだと思って生きてきたけど
奇跡は起きてくれませんでした。
・・・
2年前の今日
病院に向かう前、私は1年後の自分へ
スマホのボイスレコーダーでメッセージを残しました。
『授かっていた時』の自分へ
『授かれなかった時』の自分へ
赤ちゃんさえ授かれば、夢が叶ってhappyな毎日。なんて、そんな夢見る夢子のような甘い考えはありませんでした。子育ての大変さは経験無いけれど、本当に覚悟がいる事だと思うから。
何となく根拠のない自信はあったんです。
そうですよね。
願いが叶わないと思って
不妊治療をする人はいないと思うんです。
わたしは、
40代に入って
結婚しました。
わたし達は再婚同士で
夫には当時20歳になる
息子がいました。
ぎゅーーっと、抱きしめたくなるような
口数の少ない、シャイで可愛いくてカッコいい子。
それでも、
湧き上がってきた気持ち。
自分の気持ちに素直になり、
夫と治療を始めたのです。
※妊活中の事などは
ホームページの
『妊活サポート』のページをお読み頂ければ幸いです。
私たち夫婦は、治療の期限を決めていました。
だから、この移植は
最初で最後のチャレンジ。
区切りをつけた2年前は抜け殻でした。
やり場のない感情。
言葉では表現出来ないけれど…
ただひたすら、ガーデニングに夢中になっていました。
雑草なのかそうじゃないかも見分けもつかな未経験者が、100種くらい植えたんじゃないだろうか…
こんなに株が大きくなるとも分からずに、
翌年は、小さな庭がジャングルになりました(笑)経験は宝ですね(笑)
今年はきっと更にジャングルになるでしょう😂
とにかく、気持ちの赴くままに
ゆっくりと充電。
充電が🔋✨満タンになったら、
活力がみなぎって
また、大好きな仕事を再起動しました。
でも、感情は
色々だった。
時々襲ってくる
生理のたびのモヤモヤ感。
これはホルモンバランスの問題ではなく、
自分自身の感情だと
ある時気付いたのです。
子どもを産まなかった(産めなかった)という事へのモヤモヤ。
世の中、
子育ての事、
ママへの事
そういう前提の情報に溢れている。
私のような人って
他にもきっとまだまだいるはずなのに
子どものいない女性の話題は
ほとんど無いなって。
そんな時にこの本を見つけました。
産まない選択をした人
産むタイミングを逃した人
授からなかった人
出産にまで辿り着けなかった人
とても、一言では済まない
様々な状況。
あーー
私は、完全に悲しみを浄化できた訳では無かったんだな。
悲しみが癒えている、まだその『途中なんだな』って。
『途中』
というのが
とても腑に落ちて。
そして今に至っています。
今の自分の感情を
そのまま受け止めるって
意外と難しい事なのかもしれない。
「乗り越えた困難は自分ひとりのものじゃなく、
その経験を必要としてる人がいるはず」
と、
私は思っているので。
誰かのタイミングで、
この投稿を読んでくれる人がいるかもしれない。
ぎゅっと、抱きしめてあげたいです。
大丈夫。
ゆっくり焦らずに。
時間が解決するって本当だなって思います。
お客様の子どもたちの成長が
心から嬉しいし、お話を聞くのが幸せ。
妊娠を望むお客様からは、わたしの治療の時や
諦めようと決めた時のお話を聞かれる事もある。
気持ちって、他人には100%わからない。
でも、何となくでもわかっていてくれる人がいるって心強いと思うの。
慰めあいたい訳じゃない。
愚痴を言いたい訳じゃない。
何となくわかってくれるって、
ただそれだけで、ちょっぴり強くなれる。
私の経験が誰かのお役にたてるのなら♡
という想いで、今日書かせて頂きました。
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